2022年、ネトフリでドラマ化された”金魚妻”。黒沢Rさんの漫画が原作らしいですが、私が初めてこの作品を手にしたのは”小説”でした。3-4年前本屋さんで偶然発見して、そのタイトルと帯、挿絵に惹かれて購入してしまいました。この本の魅力をお伝えします！
妻はなぜ、一線を越えたのか？(ネタバレなし)
帯に記載されている文言です。
”妻”とか、”一線”とか…なんだか、こう、ワクワクしてしまうワードです。この本を手に取った当時は、ドロドロしていそうなものや男女関係(純な恋愛系ではなく)を描いたような作品がよく目に留まりました。
なかでもタイトルでもう心を奪われ、本棚から取り出してみるとこの文言…パラパラと中を見てみると心躍る挿絵…買ってじっくり読んでみたくなりました。
”なぜ”一線を越えたのか、というところ。女子なら少なからず共感できるものがあると思います。結婚生活を送ったことのない私でも、なんだかとても納得・共感してしまいました。
夫との現在の状態から、主人公が感じていること・考えていることの描写、不貞相手との関わりのシーン…短い中でも置いてきぼり感がなく心地よく流れていきます。
その描写がなんともリアルで、生々しくて、読んでいて情景が思い浮かぶような、妄想族の脳を大変喜ばせてくれる作品です。
特に私が好みドストライクだったのは、情事の最中・前後の描写です。
下品でなくて、しっかりえっちくて、もう、もう…たまらん！すき！！
この作品を読んでほしい人(ネタバレ含む)
原作漫画を知らずにこんな項目を設けるのもおこがましいですね。でも、言わせてください。全女子に読んでほしい！とくに未婚の方！笑
これね、ちょっとネタバレになっちゃうので嫌な方は飛ばしてほしいんですが…
ちゃんと成敗されてないんですよね、不貞が。
むしろハッピーモードで話が終わってて。私はそれはそれでいい終わり方だって思うんだけど。
ちゃんと夫のやらかしたことも責めたり、自分がしたことがばれたり、そういうハラハラドロドロな展開がある訳ではないんです。
そのあたりが、リアルだけどファンタジーな感じで、読み終わってから暗い気持ちになる訳ではないので好きです。
実写ドラマがひどい？
原作漫画ファンの方も、私みたいな小説ファンの方も、ある種別物だと思ってご視聴になる方がいいのかもしれません(私は実写ドラマまだ見てない)。
漫画と比較すると劣っている、実写化されるとなんか違うというのが率直な感想のようです。また、18禁に設定されているように、大人なシーンも豊富なんだとか…そのシーンのみ1.5倍速での視聴をオススメしている方もいらっしゃいました。
そもそもの登場人物の年齢的な設定も異なっていたりで、逆にありきたりになってしまい面白みに欠けたというようないけんもありましたね。
小説は、ある意味自分の好きなように脳内設定できるので好きです。登場人物を、自分や好きな人・好きな芸能人に置き換えて脳内再生できるからです。
原作漫画を読んでドラマを見たらがっかりしてしまったという方…今度は小説にトライしてみませんか？🤍
最後に
この小説の著者、夏目陶さんですが、パッと見た感じだとほかの作品が見つからなくて…でも描写とか表現の仕方がものすごく好きでほかの作品があったらぜひ読みたい！
なにか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください😭🔰
この著者さん以外にもオススメの方がいましたらそちらも教えていただけたら嬉しいです。
コメント